ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
亜沙子は、そのまま国語準備室へ向かった。
恥ずかしがっていたけど、今日は、光源氏様の元へ行かなくては・・・
亜沙子と小早川の恋・・・
禁断の恋、どうか実りますように!!
ルンルン気分で、校門をくぐる。
「よぉ!」
ガードレールの上に座った素敵な人。
「王子!!」
もう辺りは薄暗くなっていた。
時間が最近すぐに過ぎる。
「駐車場で待っとけ。送るから。」
王子はぶっきらぼうにそう言うと、またガードレールに座った。
「どうしたの?」
「ん?今日はお前に会いに来たんじゃない。」
王子・・・
もしかして、新井佐知子に?
何かあったのかな。
何か連絡があったのかな。
どうしよう。
私の両思いは1日で終わるの?
「あほかぁ、何泣きそうな顔しとんじゃい。別れの挨拶じゃぁ!」