ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
第6章
★さちこ目線★
~佐知子目線~
何が、会社の同僚よ。
うそつき。
晴斗から最後通告を受けた私が、窓の外を見ていた。
市役所に停まっている晴斗の車に・・・どうして優雅がいるの?
目を凝らして見つめると、その隣には、うちの制服を着た生徒がいた。
教えていない生徒だから名前も知らないけれど、優雅と一緒にいるってことは2年生だと思う。
どうして?
どうして晴斗の車に女子高生が乗っているの?
そこにどうして優雅がいるの?
また私の悪い癖が出てしまった。
晴斗にフラれた私は、誰かに助けてもらおうとした。
でも、優雅は私を受け入れてはくれなかった。
すがるように見つめた私に冷たい目をした。
私は、弱い女。
きっと今夜電話してしまうだろう。
最後の頼み・・・小早川先生に。
きっと小早川先生なら来てくれる。
私を慰めてくれるはず・・・