ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
私と王子の前で『キスくらい』なんて言わないで~!
「・・・・・・・・・・・・」
無言になる私。
「それがね、先生。陽菜と王子、キスまだなんだ」
亜沙子が、ちょっと小声で小早川にそう言った。
悲しいけど、それが現実。
悔しいけど、抜かれちゃったよ・・・あんた達に。
「あ??キス?したよ。もう・・・」
突然何を言い出すかと思えば、王子がそんなことを言いながら、ケラケラっと笑った。
負けず嫌いの王子は、小早川に負けたくないからそんな嘘を言ったのか。
冗談きついよ・・・マジでドキっとしちゃったじゃん。
「ちょうどいいから教えてやるよ。陽菜・・・俺、お前にキスした。遊園地の帰り、眠ってる陽菜にキスした。すまん・・・」
「キャーーーーーーーーーーーーーー!」