ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
「ば~か。するわけね~だろ!!」
王子は、私のおでこを右手の手のひらでペチっと叩き、笑った。
「ひどい・・・」
「嘘じゃ・・・」
王子・・・
また強引に引っ張られた私は・・・
念願の「起きてる時のファーストキス」を迎えた。
キス・・・しちゃったぁ。
王子の唇がぁ!!
私の唇に!!!
Sな王子の優しいキス。
「あ、あ、あ、あああ亜沙子は?」
照れ隠しに、亜沙子を探すフリをする私に王子は言う。
「あいつらも、イイコトしてるって。だから、俺と陽菜も・・・」
王子は、今度はさっきよりも長いキスをくれた。
息ができなくて死んでしまうんじゃないかと思った。
唇が離れてから、鼻で息をすればいいんだと気付いた。