ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~


「感想は?」



ニヤニヤする王子に、私は何も言えず、ただ顔を赤くしていた。




「俺、今すぐ陽菜を食べちゃいたい気分。だけどな、愛があるから我慢もできる。それが、ガキのお前にわかるかどうかは知らないけどな」




王子は、私の腰に手を回して、真剣な顔をしてそう言った。



うん。


ガキだけど、わかる。



大事にされてるってことだよね。


大事だから、我慢するんだってことだよね。


伝わってるよ、王子の愛。





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