ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
「陽菜・・・標準語喋ってるね、王子。別人じゃん。」
「うん。今の方が爽やかだけど、Sっぽい方が王子って感じで好きだな。」
私達の会話を盗み聞きした優雅。
「陽菜ちゃんはSが好きなの?」
って・・・こら!!!
声でかいし!!
あ…王子がこっちを見た。
しかも、優雅がふざけて私の頭をポンっと叩いた瞬間、王子と目が合った。
ニコって笑って欲しかった。
毎日窓から手を振ってくれるのに、やっぱり王子から見た私は
子供なのかな…
ただの暇つぶし?
からかって遊んでるだけ?
王子は、さっと目をそらし、前の方の生徒の質問に爽やかに答え始めた。