ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
「授業中寝てるくせに、漢字は結構読めるんだな、お前って。」
この人はどこの出身なんだろう。
不思議な話し方。
「え~っと、砂糖だったか、塩だったか・・・う~ん。砂糖?」
突然訳のわからないことを言い出した王子は、非常階段に向かって歩き出す。
「思い出した!砂糖じゃ!」
非常階段の扉を開けた王子は、無邪気な笑顔でそう言った。
「何ですか?頭大丈夫ですか!?」
王子があまりにも自然に話してくれるから、私もいつもの調子で話すことができた。
「何でじゃあ?お前の名前!さとうひな!!」