ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~



「はい!!めちゃめちゃ嬉しいです!!」




私って恋をすると素直になれる子なんだ・・・



意地っ張りな女の子になるのかと思ってたけど、こんなにも素直に『好き』って気持ちを表すことができる。



そして、それが心地よくて、幸せだって思える。



『お前、変わってんな。俺がどんな男かも知らんのに、携帯教えるなんて危険じゃ!最近の女子高生は、これやから・・・ もっと自分を大事にせんかぁ!』



王子の声は、本当に素敵。



そして、想像していたよりも王子はずっとずっと真面目な人なんだって感じる。



「灰皿王子だから教えたんです!他の人になんてケータイ絶対教えてないです。本当だもん!!」




『灰皿王子ぃぃ?何じゃい、それ!?俺のこと?』



ついつい本人に向かって言ってしまった。




「ごめんなさい。教室から市役所をずっと見てて、携帯灰皿を持ちながらタバコを吸っていたから・・・いつの間にか、灰皿王子っていうあだ名で呼んでたんです。怒りました?」




『お前らの頭ん中見てみたいわ。別に怒ってね~けど、俺は王子って柄じゃないと思うぞ。どちらかと言うと、王様??はははは!!』




王子じゃなくて王様?



きゃーーー!!






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