ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~



昼休みに、私は晴斗王子の携帯に電話をかけた。




でも、出てくれなかった。



その日、何度市役所を見ても、王子の姿はなく、思わぬ展開に私はうつむいて家に帰った。




「これで、王子の本音も見えるから、ちょうど良かったよ。悪い男だったら心配だから。」



亜沙子はそう言って励ましてくれた。


秘密ノートに書き込まれた新情報。



『喫煙女は、灰皿王子が好き。しかも本気。』 


『王子が陽菜をナンパしたと勘違いしている』




亜沙子が書き込んだのは、『王子はちょっとやきもち焼き』




やきもち焼いてくれてるのかな。


ただ、呆れて、もう嫌いになったんじゃないのかな・・・




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