ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~


プルルルル



また電話が鳴った。




『もしもし、俺。びびった?ははははは!』




「もう!!びっくりしたじゃないですか!王子のバカーー!」




大好き。


こういう所も大好きです。



『まだ王子って言うとんかー?王様やって言ったべ?長くなってもいいから話してみればーー??』



いじわるな言い方なのに、優しくて、怒ってるようで全然怒ってない。



「山田のお姉ちゃんの気持ち、知ってますか?」



『ああ、何度も告られてるからな。知ってるけど、何じゃ?』




何度も告白してるんだ、山田のお姉ちゃん。

そんなに好きなんだ、王子、いや王様?のことが・・・




「晴斗さんが私をナンパしたって誤解してるみたいなんです。それで、今日山田に、市役所でナンパされたのかって聞かれて、違う違うって言ってたんです。」



晴斗さんなんて言っちゃった。




『あ~ナンパか。まあ間違ってはいないかもな。俺が、陽菜に携帯番号聞いたのは事実じゃ。でも、それがどうなって、ああいうことになる?どうして、男と抱き合うんじゃ。』



嬉しかった。

もしかしてやきもち?




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