男だったら
「そうか、話はもう終わって混ぜれないから、バス停に戻って一人で待ってろ。俺らは帰るから。行くぞ」


「あっ…あの…」


私が伊東先輩に肩をつかまれて歩かされると


「ちょっと待てよ!! 一人にしないでくれよ!!」


松村先輩が伊東先輩の空いている方の腕にしがみついて止める。


「気持ち悪いから離れろ、バカ!!!」


「嫌だ! 離れない!!」


「フフフ……」


「笑うな、前田!!!」


「はい!!」


私が男だったら伊東先輩が困ることって



一体何だろう?
< 21 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop