サヨナラと大好きの雨
「ナカセンが里見呼んでた!お前、何かやらかしたわけ?」

廊下から叫んでたのは隣のクラスの桐谷亮介。


中学から仲のいい男子。

私はそこでじっと、考えてはっ、とした。



「なんだろね」


私はそれがちょっと恥ずかしくて曖昧な笑顔で亮ちゃんの質問をかわした。



「ゆっちゃん、先帰っててー」

「はいよー」




私はパタパタと急ぎ足で職員室に向かった






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