先輩×後輩*林さんの恋
唇が重なって…『ちゅっ』と音をたてた。
優しくて、幸せ過ぎて…
最高の、ファーストキス。
最高のプレゼント。
頂上だからか、眞白に近づけたよ。
だから、今言いたい。
“眞白、私は幸せだよ。翔と付き合えたのも眞白のおかげたよ。眞白が好きだった翔を、私が幸せにするからね”
天国まで、聞こえたかな…?
夜空には、数え切れないほどの星がキラキラとしていた。
「紗綾、愛してる。結婚してください」
「はい…こんな私ですけど、よろしくお願いします…///」
指にはめられた指輪に、涙がこぼれ落ちた。
「紗綾、絶対に幸せにするから。」
「うん。私も、翔のこと幸せにするよ!」
その前に、もう幸せだよ?これ以上の幸せなんて、想像がつかないよ…
18歳の私と、20歳になったばかりの翔。
成人になった翔は、大人すぎると思っていたけど、前よりも、もっともっと…近くに感じた。
「翔、愛してる」
たくさんの言葉が浮かび上がったけれど、涙のせいでたくさん言えないからこれから、少しずつ…思いを伝えて行こう。