何万回もの笑顔 ~最後の笑顔~




「ほら、ついたよ。」


琴羽はインターフォンを押した。
すると、すぐにお母さんが出てきた。


「おばさん。
梨乃、体調悪いみたいで…。」


「あら、そうなの?
ありがとうね、琴羽ちゃん。」


「あの…、私、しばらく梨乃と一緒にいていいですか?
梨乃には無理をさせないようにするので。」

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