一日だけの夏恋




ーーーそんなはずはないのだが、

僕はその声が

今にもふるえて、消えてしまいそうに聞こえて、

つい、



「はい」


と、こたえてしまっていた。


今思えば、その時から僕は彼女に心をダウンロードされてしまっていたのだろう。




















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