一日だけの夏恋




ふと、空気がゆらめいた。








「聞かないんだね・・」



彼女は振り返って言った。




「なにを?」


口ではそう言ったが、ホントは分かっていた。


それでも、知らないふりをした。


聞くのが、

怖かったのかもしれない。










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