あなたと生きたしるし
まだ二人だけしかいない体育館に
響くバスケットボールの音。
開いている窓からは春風が静かに
訪れていた。
「おはよう、有希。」
「あ、おはようございます!」
私達の後ろに立っていたのは
身長が180cm以上ある一人の男のひと。
目つきが恐い…。
というか、型良すぎ。
筋肉やばっ…
私の頭の中はハテナマークでたくさんだった。
私がキョトンとしていると
「君が花恋ちゃん??」
この人私の名前を知ってる?!
もしかしてどっかで会ったことあるとか?
それとも私この人に悪いことした??
なんでもいいけどなんか恐い…
「え?何で名前しってるんですか?」