あなたと生きたしるし
職員室に着いた頃には既に黒沢くんは居て…
不機嫌そうに立っていた。
「黒沢くん。待たせちゃって…ごめんね…」
「…ああ、…別に…。」
素っ気ない態度の黒沢くん。
それにしても、黒沢くんって顔立ち綺麗。
初めてちゃんと顔見たような気がする。
「俺の顔に何かついてる?」
「い、いや、別に…。」
黒沢くんに顔見てたのバレちゃった…
というか、なんで私こんなに焦ってるんだろう。
『やっと、花恋来たか!お前遅かったじゃないか。』
「…すみません…。」
私たちは担任にプリントの整理とかいろいろ頼まれた。
「これ、放課後までにな。」
」