あなたと生きたしるし
「なに、ブツブツ言ってんだ?
まっ、そろそろキャプテンも来るから挨拶しとけよ。」
…私、声に出してたんだ。
恥ずかしい…
「…ち、ちょっと!待ってよ!私やらないよ!
私の青春潰さないでよ!」
「マネージャーも結構青春だぞ?」
「だからって…」
「ってことでよろしくな?」
絶対、断ってやるんだから!
何が何でもやらないっ!
いつの間にか有希はブレザーを脱ぎ捨て
ワイシャツを腕まくりし
たくましい筋肉が顔をのぞかせた。
倉庫からボールを持って来てシュートを打ち始める有希。
こう見れば有希も成長したなぁー。