別冊 当て馬ならし
「おーーーーい!」
向こうから人が歩いてくる
足音と声が聞こえる・・・
迎えが来たみたいだ。
もう、そろそろ
この甘い時間も終わる。
でも・・・昨日までと違う
強く互いを結びつけた・・・
それはまるで赤い糸のように
二人をからめて離さない。
今までずっと好きだった・・・
だからこれからもずっと好き。
立ち上がろうとしたあたしに、
セルヴァンは背を向けていう
「ほら、背負ってやるよ。
ファルゴアごと」
その背中はいつかより
随分と広く大きくなった。
そしてあの時と変わらず
・・・暖かい・・・
あたしは、遠慮せず
その頼もしい背中に身をまかせる。
「重くない?」
そう聞くと
「最強の俺には、訳ないね」
そういって立ち上がった。
「まだ、候補だけどね」
そういって私は笑う。
「最強候補の時点で、既に訳ない!」
セルヴァンも笑う。
片手であたしを支え、
武器をもって探しに来た
兵士の元へ走っていくセルヴァン。
あたしは、この大きな背中を
一生愛するって決めた。
ファルゴアごと愛してもらうと
・・・決めたのだ。
向こうから人が歩いてくる
足音と声が聞こえる・・・
迎えが来たみたいだ。
もう、そろそろ
この甘い時間も終わる。
でも・・・昨日までと違う
強く互いを結びつけた・・・
それはまるで赤い糸のように
二人をからめて離さない。
今までずっと好きだった・・・
だからこれからもずっと好き。
立ち上がろうとしたあたしに、
セルヴァンは背を向けていう
「ほら、背負ってやるよ。
ファルゴアごと」
その背中はいつかより
随分と広く大きくなった。
そしてあの時と変わらず
・・・暖かい・・・
あたしは、遠慮せず
その頼もしい背中に身をまかせる。
「重くない?」
そう聞くと
「最強の俺には、訳ないね」
そういって立ち上がった。
「まだ、候補だけどね」
そういって私は笑う。
「最強候補の時点で、既に訳ない!」
セルヴァンも笑う。
片手であたしを支え、
武器をもって探しに来た
兵士の元へ走っていくセルヴァン。
あたしは、この大きな背中を
一生愛するって決めた。
ファルゴアごと愛してもらうと
・・・決めたのだ。