別冊 当て馬ならし
そして・・・・
「あのなぁ・・・
 出し過ぎだろう
 ・・・背中・・・」
まったく面倒くさいと
言わんばかりの
ため息をついていわれる。

顔、近いし・・・その・・・
さっきまで顔が見えないから
ちょっと余裕だったのに

その瞳で悩ましげに
見つめられたらもう・・・
うう、なんか悔しい!!
ここで、反撃の狼煙をあげるべく
「だって、ラルは背中から
 抱きしめるのすきでしょ?
 だから喜んでくれるって思ったのに!」
そう言って暴れると
「キスすんぞ!」と鋭く言われる。
語気に押されビクッとして一瞬止まる
何?おどし??
内容は完ぺきに違うけど・・・
口調がおどしだった。

え?でも??って考えが及んで
「あれ↑?」
そういうと、
またクククッって笑い出した。

考えてみたら・・・
最初にあった時から
こうやって机に突っ伏して笑ってた
何気に笑い上戸なのかな?
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