別冊 当て馬ならし
第二話 淋しさの中でベルは進む?
そして時は過ぎ、
あたしは少し大きくなって
大人になった。
この国を背負っていく意味
王を選んでこの国を
竜の力で守る
その為に必要な知識を学ぶ事
それが、やっとどういう事か
わかってきた。
だけど・・・
いや、だからこそ・・・
この胸の想いを持て余す事になる
「よう!」
相変わらずノー天気な大声が
こちらに向かってかかる
あたしは花壇の端に腰かけて
壁を見てたけど、
その壁にうつるツンツン頭の
大きな影と声で誰であるかは認識してる
だけど・・・あえてそっちを向かない。
だって今は
ノー天気な幼馴染のそのテンションに
一緒に乗れる余裕はない。
「あんれ?ご機嫌斜めか?姫様」
からかいながら隣に腰を下ろす。
あたしは少し大きくなって
大人になった。
この国を背負っていく意味
王を選んでこの国を
竜の力で守る
その為に必要な知識を学ぶ事
それが、やっとどういう事か
わかってきた。
だけど・・・
いや、だからこそ・・・
この胸の想いを持て余す事になる
「よう!」
相変わらずノー天気な大声が
こちらに向かってかかる
あたしは花壇の端に腰かけて
壁を見てたけど、
その壁にうつるツンツン頭の
大きな影と声で誰であるかは認識してる
だけど・・・あえてそっちを向かない。
だって今は
ノー天気な幼馴染のそのテンションに
一緒に乗れる余裕はない。
「あんれ?ご機嫌斜めか?姫様」
からかいながら隣に腰を下ろす。