別冊 当て馬ならし
ひとしきり泣いて
ちょっと落ち着いたから
ハンカチで涙を拭きながら
「運命の人ってさぁ、
こう・・・出会う運命だった!
みたいな感じで・・
もっとロマンチックな物語じゃない?
それを国と国のお見合いみたいな
そんな・・・ロマンの欠片もない話
しかもお見合い先の国、
なんか不穏なんだよね、
権力争いしててさ、
そんなところに
おねぇちゃんいっちゃったら
苦労しちゃうじゃん」
あたしは、思った事を
特に考えないでどんどん
言葉にしていく
とにかく心が納得してない事を
ブチブチと口をとがらせて吐き出す
セルヴァンは
「おう?」とか「んー」とか
言いながら聞いてくれる。
ちょっと落ち着いたから
ハンカチで涙を拭きながら
「運命の人ってさぁ、
こう・・・出会う運命だった!
みたいな感じで・・
もっとロマンチックな物語じゃない?
それを国と国のお見合いみたいな
そんな・・・ロマンの欠片もない話
しかもお見合い先の国、
なんか不穏なんだよね、
権力争いしててさ、
そんなところに
おねぇちゃんいっちゃったら
苦労しちゃうじゃん」
あたしは、思った事を
特に考えないでどんどん
言葉にしていく
とにかく心が納得してない事を
ブチブチと口をとがらせて吐き出す
セルヴァンは
「おう?」とか「んー」とか
言いながら聞いてくれる。