別冊 当て馬ならし
いつも見慣れてるその顔が、
すごく頼もしくて

・・・そして・・・
男の人の顔をしてて
何か言おうとしても
・・・声がでなかった。

さっきまで甘えたり
軽口叩いたり、
そういつもは幼馴染って感じなのに・・・
こうやってセルヴァンは時々、
男の人になる。

それがあたしには刺激が強すぎて
・・・どうしていいか分からなくなる。

「まぁ、俺は最強の幼馴染だからなー
ありがたーいアドバイスしてやるよ!!!」
そういってあははははと言って笑う。

ドキドキ真剣にしていたあたしは
肩透かしを食らった気がして、
足から力が抜けた
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