別冊 当て馬ならし
でも、お母さんは余裕の表情で
『まだ時がきてないのよ』って笑う。
あせらないでいいのにねぇって
言ってる。
あたしからすると先を走ってるって
思ってたおねぇちゃんだけど、
お母さんからいわせると
一生懸命、今、もがいてる
ところなんだって。
「竜が守ってんのかもなぁ・・・」
「え?守ってるの?呪いじゃなくて?」
こらこらって言って笑う
「竜を守る国の王女の言葉じゃないだろう。」
「だって・・・」
あたしは・・・俯く・・・
あたしに竜の力が無くて
・・・もし普通の女の子なら、
きっと、
とっくの昔に想いを伝えてる。
『まだ時がきてないのよ』って笑う。
あせらないでいいのにねぇって
言ってる。
あたしからすると先を走ってるって
思ってたおねぇちゃんだけど、
お母さんからいわせると
一生懸命、今、もがいてる
ところなんだって。
「竜が守ってんのかもなぁ・・・」
「え?守ってるの?呪いじゃなくて?」
こらこらって言って笑う
「竜を守る国の王女の言葉じゃないだろう。」
「だって・・・」
あたしは・・・俯く・・・
あたしに竜の力が無くて
・・・もし普通の女の子なら、
きっと、
とっくの昔に想いを伝えてる。