別冊 当て馬ならし
心臓に悪い
・・・なんだ・・・
これって人の劇甘空間に
突然に巻き込まれて
口が緩むやら・・・
ドキドキするやら
人の事なのにこっぱずかしいぃ~

食べよう食べよう
美味しいお肉食べましょう

そう言って食に集中する事にする。

すると、お皿に「ころん」と
玉ねぎのソテーが現れた
え?二個になった?
目をこすっても玉ねぎは倍ある・・・

この野郎、玉ねぎ大戦争のとき
使ったのはこの魔法か!
そう思ってラルの方をキッと睨む
すると・・・ラルは憮然とした顔で
私の皿を指さす。

ジャスチャーで何かを
伝えようとしてるのか?

この皿?玉ねぎ?・・・玉ねぎを?
フォークで刺して・・・うんうん・・
口を開けてここに入れろと言っているようだ
あー「あーん」しろってこと?

!!!!!!
っっうううっておおおおいいい!!
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