甘い唇は何を囁くか
40度以上の熱がずっと続いている感覚で、頭はぐちゃぐちゃ目の前真っ白。
悪夢みたいに、シスカが自分から離れていく夢ばっかり見てる。
ひっくと泣きじゃくって呟く。
「何で、あんたなのよぉ。」
シスカがイイの。
シスカに逢いたいのよ。
「シスカ・・・はぁ、きっと・・・私のこと、嫌い、になった・・・んだ。」
ぜいぜいと息を上げて泣きながら言う。
「へぇ?」
宗眞は、枕元で笑いを堪えるみたいな声を出す。
「何で?」
「だっ、て・・・ぇ。」
だって、逢いに来てもくれない。
もう、宗眞のところを離れて、此処に戻ってきてることだって知ってるはずなのに、分かってるはずなのに。
ひやりとしたものが、額に触れた。
宗眞の手―か・・・。
悪夢みたいに、シスカが自分から離れていく夢ばっかり見てる。
ひっくと泣きじゃくって呟く。
「何で、あんたなのよぉ。」
シスカがイイの。
シスカに逢いたいのよ。
「シスカ・・・はぁ、きっと・・・私のこと、嫌い、になった・・・んだ。」
ぜいぜいと息を上げて泣きながら言う。
「へぇ?」
宗眞は、枕元で笑いを堪えるみたいな声を出す。
「何で?」
「だっ、て・・・ぇ。」
だって、逢いに来てもくれない。
もう、宗眞のところを離れて、此処に戻ってきてることだって知ってるはずなのに、分かってるはずなのに。
ひやりとしたものが、額に触れた。
宗眞の手―か・・・。