甘い唇は何を囁くか
最終章 「甘い唇は」
シスカのことを忘れてしまいたかった
宗眞とのことが
あんまりにもショックだったから
嫌われるのが
怖くて・・・
そう言うと、シスカは声を上げて笑った。
結局、どっちが良かった?なんて、聞くから
私は、また真っ赤になってしまう。
答えるまで離さないって、私を抱きしめる。
それはそれでかまわないんだけど、答えは決まってるから耳元で囁いた。
シスカ以外、もう何もいらないって
シスカだって分かってるでしょ?
私たちは、本当に運命の相手だった。
お互いが、お互いに、お互いを求めていた。
今更、もう過去には戻れないし
戻るつもりも 戻りたいとも思わないけど
「本当に、ひとりで良かったのに。」
遼子は飛行機の機内にいた。
隣には何とシスカがいる。
パスポートなんかあるはずのないシスカがなぜ飛行機に乗れるのかって
シスカに聞いたけれど、シスカは含み笑って答えた。
「お前をひとりにするわけがないだろう。」
遼子は肩を上げて、シスカの腕に顔を寄せた。
「そうだけど・・・。」
宗眞とのことが
あんまりにもショックだったから
嫌われるのが
怖くて・・・
そう言うと、シスカは声を上げて笑った。
結局、どっちが良かった?なんて、聞くから
私は、また真っ赤になってしまう。
答えるまで離さないって、私を抱きしめる。
それはそれでかまわないんだけど、答えは決まってるから耳元で囁いた。
シスカ以外、もう何もいらないって
シスカだって分かってるでしょ?
私たちは、本当に運命の相手だった。
お互いが、お互いに、お互いを求めていた。
今更、もう過去には戻れないし
戻るつもりも 戻りたいとも思わないけど
「本当に、ひとりで良かったのに。」
遼子は飛行機の機内にいた。
隣には何とシスカがいる。
パスポートなんかあるはずのないシスカがなぜ飛行機に乗れるのかって
シスカに聞いたけれど、シスカは含み笑って答えた。
「お前をひとりにするわけがないだろう。」
遼子は肩を上げて、シスカの腕に顔を寄せた。
「そうだけど・・・。」