遠距離恋愛
バイト先…。
ぼけー……。
街中にある少し古びいた個人店の
ケーキ屋さん。普段はあまり忙しくない
がクリスマスシーズンになると忙しい。
『なにぼけーとしてんの。最近そうじゃない?』
『あ、オーナー。』
『なんかあったの?』
『……なんもないです。。』
『本当に?(笑)』
『そーいえば、今年のクリスマスも
バイト出てよね!頼りになるし!
どうせ暇してんだからさ(笑)』
『オーナー(笑)わかりました!』
クリスマス…。
もうそんな時期かあ。
気付けばカレンダーは12月。
クリスマス…逢えるといいなぁ。
まぁ無理だけどね。
『好きな人とか…いないの?』
『…いますよ。』
『わかった!それで最近ぼけーとして
たんだ。(笑)』
『オーナー(笑)』
『アタックはしたの?』
『アタックですか?無理ですよ。
相手年上だし関西だし…』
『関係ないわよ!告白しないまま終わりにするの?辛いわよ。きっと…。
年の差も距離も関係ないわよ。』
関係ない…!!
私…今まで何してたんだろう…
好きだって気持ちに気付いた途端に
無理だからと諦めていた。
まだ会ったことないしよく分かんない
けど…気持ちは伝えたい…。