secret act Ⅱ



慌てて体勢を戻すも、完全に手遅れ。


周りからの視線にたえれず、小さくなって俯く。


うぅ、恥ずかしい...


そんな中

「どうなった。って今、聞いてたんだからわかるだろ」

平然と答える翔貴さん。


「だから、何がどうなってそうなったのかって言ってんのよ!!デレデレしてんじゃないわよ!」


「チッ、めんどくせぇーな....
昨日あの後、裕美の部屋に行ったんだよ。
んで、」


「はっ!?待ちなさいよ!
昨日あの後って1時前だったでしょ?!
そんな時間にまだ彼氏でもないのに部屋に行ったの?
次の日話せって言ったでしょーが!」


昨日も思ったけど、何で優菜さんが知ってるんだろう?

少し落ち着いた私は、2人のやり取りを見ながら朝食に手を伸ばした。


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