secret act Ⅱ
「朝まで待てなかったんだよ。
だから、部屋の前から声をかけて起きてたらって......」
「はぁ~まぁ煽った私も悪かったわ。
まっうまくいってよかったわね」
と、優菜さんがニヤッと笑って私を見た。
それを見て箸が止まった。
.......もしかして優菜さん、わかってて仕向けたんじゃ..
そう考えていると
「あっ、俺も報告!!
今朝ちゃんと振られたから。今度こそ、諦めるよ。
でも、裕美が大切な人に変わりはないから今まで通りそばにいる。もちろん兄貴の次にね!!」
これまた普通のことのようにサラッと優輝が言った。