secret act Ⅱ
「そうか.....」
静まった部屋に飛翔さんの小さく呟いた声が通る。
そして、ゆっくりと私に視線を向けた。
「───裕美は?」
私の反応を見落とさないようにか飛翔さんは目をそらさない。
皆も私に視線を向け、私の答えを待っている。
『──私は.....私も同一人物と思ってます。』
そういった瞬間、朔達の方から息を飲む音がした。
『理由はありません......でも、私の中で" そうだ "といってます。』
そこまで言うとまた静まり返った。