secret act Ⅱ
幸せと変化
朝、起きればいつもと変わりはなかった。
────夢?
一瞬そう思ったけれど微かに残る香水の匂いに翔貴さんが来たのは夢じゃなかったのだと悟る。
じゃぁあれは全部現実?
でも、それは自分の中で現実味がなくてやっぱり夢じゃないかと思ってしまう。
悶々としながら準備をし、広間に向かう。
その途中、優輝の部屋によった。
あれが夢であれ現実であれ、自分の気持ちははっきりしているから、自分の気持ちを伝えようと──