secret act Ⅱ
もぅ確実に決まった.....
証拠なんてないけど確実にあの人は私を追い詰めてきている。
手遅れになる前に" 離れる "
そんなことを考えていた。
けど、それは「離れようなんて考えるなよ」
眉間にシワを寄せ私を睨んでいる翔貴さんに遮られた。
無表情のまま翔貴さんを見上げた私に「チッ」と舌打ちをし
「だから言いたくなかったんだ....」
逃さないとばかりに強く右手を握られた。