secret act Ⅱ



その様子を見て翔貴さんは小さく頷くと

「”結婚”は自分以外の手に完全に落ちたことを示す。
”あいつ”はそれを許さない。
だったらそうなる前に拘りを捨て、何をするかわからない。

──それに”結婚”しようが”あいつ”は必ず現れる。

"結婚”し自分以外に落ちたとしたら.....裕美の命が危険にさらされる可能性だってある。

.........狂った奴だ。何をするかわからない。」


部屋は静まり返った。


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