secret act Ⅱ



今も大広間でのんびりと話をしていて、私の側には翔貴さんがいてパソコンを前に仕事をしている。


「そうだ!!5日に近くで祭りあんだけど行こうぜ!」

急に思い出したのか唐突に優輝が言った。




──5日....




「はい!はい!行きたい!!」

手を上げ前のめりになる朔と美空。



それを他人事のように眺めていた。




──だって、その日に私はここにいな

「裕美は俺と行くからなっ」

いかも....えっ....




当然のように言った翔貴さんを見た。


「はぁー皆で行きゃいいじゃん!?」


翔貴さんは切りよく終わったのかパソコンをとじ

「百歩譲って最初は一緒に行ってやる。
だが、途中からは別行動だ。」

ニヤリと笑い、4人の会話はどんどん弾んでいた。



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