secret act Ⅱ
「よしっじゃ、そろそろ今日も行くかっ」
翔貴さんが私に声をかけ立ち上がった。
「あっはい。行ってくるね。」
私も立ち上がった。
毎日、少しの時間だけ外に出る。
私達を狙う人を誘きだし捕まえるために。
その間、3人は留守番。
と言うか、外出は禁止。
私を誘きだすのに、うってつけな人質になりえるから。
朔達の両親にも飛翔さんが秘かに護衛をつけてくれている。
「気を付けてなっ」
「いってらっしゃい」
3人に見送られ翔貴さんと部屋を出た。