secret act Ⅱ
私の意思を汲み取ってくれたのか翔貴さんは微笑み手を離した。
と、同時に「──到着しました。」
ひかえめに春さんの声がした。
気付けば車は止まっていて、外に目を向ければ見覚えのある場所。
──陽太さんに会ったときのbarだ..
違和感を感じ翔貴さんを見れば私をずっと見ていたのかすぐ視線があった。
今日は車が2台だったり
護衛が増えたり
さっきの話を聞けば納得できる。
今日の今までと違う行動にはすべて理由がある。
じゃぁ、ここに来た理由も?
翔貴さんは真剣な面持ちで
「陽太から直接話したいと連絡があった。
それだけしか聞いてないが..あの話だろう」
ドクッと心臓が跳ねた。