帰宅部の山倉です
スニーカーを履いて玄関の

ドアノブにてをかけた

「友氏って、変わったね」

「いきなりどうした...」

「んー、なんかさ昔、根暗だったのに
 明るくなったね
 友氏らしくなった」

...今の俺が俺らしい?

「そうかな?んじゃ、行くわ」

「はーい」

兄貴はにこやかに手を振った

俺は振り返すこともなく家を出た
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