帰宅部の山倉です
「ここです、楽しんで
 くださいね」

そこは森林だった

「うわぁ...雰囲気あるね...」

「う、うぬ...」

ごくりと喉を鳴らした

「じゃ、行こうか
 俺の腕、つかんでいいよ」

私はお言葉に甘えて

友くんの腕に抱き着くように

つかんだ

友くんは私の歩幅に合わせて

歩いてくれる
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