帰宅部の山倉です
茂みから血だらけの人が

私たちを襲ってきた

「「呪ってやる」♪」


「きゃああああああああ!?」

目を固く閉じて友くんの腕を

強く抱きしめた

「あはー♪驚いた?」

聞き覚えのある声にそっと目を開けた

「祐殿!冬雪殿!」

「すまなかったな、これは血のりだ」

「龍橋さんは意外と怖がりなんだねー♪
 涙目になってる、可愛いー♬」

「だが、友は驚かなかったな
 つまらない」
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