帰宅部の山倉です
*  *  *  *

翌日の朝

私は教室でぼーっとしていた

「亜利沙、おっはー
 元気?」

夢深佳は気だるそうに

私に挨拶をした

「おはよう」

私も笑顔で挨拶する

「あら?ありゃりゃ?」

夢深佳は私のバンソコーだらけの

指先を優しく手で包んだ

「傷だらけじゃん
 どんだけ頑張ったのさ」

心配そうに私をみつめた

「大丈夫、痛くないのだよ」

「そっか...
 まぁ、愛しのダーリンのためだしねぇ」

ニヤニヤしながら夢深佳は席に着いた

「うっ...\\\」
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