帰宅部の山倉です
自然と頬が熱くなった

友くん、お弁当

喜んでくれるといいのだが...

そんなことを思いながら

私は授業を受けた


*  *  *  *


「はぁ、疲れたー」

「私もだ...」

やっと体育が終わり、

過酷な三十分完走も終わった

「次はいよいよ昼だねー」

「う、うぬ」

私は汗を軽くタオルでふいて

ポニーテールをほどこうと

したが夢深佳はそれを止めた

「可愛いんだからそのまま
 行きなよー」

「か、可愛い!?」

「あららー、自覚ナッシング?」

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