帰宅部の山倉です
そう言われた瞬間

俺は目を見開いた

小澤さんは無表情で俺を見つめた

「俺、最低なことをした。あーちゃんを
 叩いちゃったんだ。
 だからちゃんと「謝りたいって?」

小澤さんは眉間に皺をよせて

口を開いた

「亜利沙がどんな気持ちで弁当作ったと思うの?
 あんたがはっきりしないからこんな事に
 なったんじゃない!」

「......」

「...とにかく今は会わないで」

小澤さんはそう言い放って

階段を下りて行った
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