帰宅部の山倉です
腕の力ゆるめて再度

私を抱きしめた

「あーちゃん、ゴメンね
 俺がはっきりしていれば
 こんなことに...」

「ううん、私も友くんのこと
 避けてすまなかった」

友くんは微笑んで私の頭を撫でた

こうしてゆるーく幕を閉じ「どうして!」

.........なかった

ヒステリックになっている少女が

私達を睨んだ

「どうしてその女なのよ!!
 どうして...」

友くんは私を横抱きにして

立ち上がった
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