僕の行方
「今日は謝りに来た。
ごめん。
あの時、君に八つ当たりしてしまった。
ずっとツイていなくてさ。
将来のこと考えると不安になってたし、自分のことも何かよく理解してなくて。
どうしいいかもわからなくって、イライラしてた。
ごめん。
大切な友達の君にやつあたりしてしまって」
ガチャ。
江北くんの部屋が空いた。
そこから出てくる江北くん。
「…大切な友達?」
か細い声で問いかけてきた。
「嗚呼、友達だよ」
そう言って呉汰は江北くんを抱きしめる。
泪!泪!!泪!!!の江北くん。
友情です。
ここには友情があります。