僕の行方
何もかもが嫌になってきた。

友人の夢をうらやましく思い、恋した子を助けることすら出来ない。

情けない自分が嫌だった。
大嫌いだ。

どうすることもできず、自分を責めるしかできなくて、毎日イライラしていた。

ご飯も食べる気がしなかった。

そんな息子を見ても父も母も心配してくれず、子供にとってそれもイライラの対象だった。

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