ボランティア
俺が肉体関係厳禁って決めたから、俺から手を出すことがあってはいけないよな
「…和波さん…あの」
「んー?どうしたの?蘭ちゃん」
「あ…あたしの事…………呼び捨てで呼んで?」
「……あぁ…蘭が嫌じゃないなら」
「ハキュン!……あの…耳元で囁いて下さい」
「……………」
名前を呼び捨てで呼んだだけで、頬を赤らめて、少し息が上がった蘭…
コイツ…マジで変態か?
仕方ない…Mっ子なら苛めてやらねぇとな?
すっとサイドの髪を耳に掛け、そのまま手を蘭の後頭部に添えた
ゆっくり顔を近づけ、唇が耳に触れるんじゃないか?って位近付ける
「…蘭…お前がMっ子なのは解った…でも…程々にしねぇと…容赦なく追い出すから覚えておけよ?」
「………は…はいっ////」
顔を真っ赤にした蘭は、俺が囁いた耳を手で抑えながらコクコク頷いた