ボランティア
数日後、杏佳から嬉しい報告があった
「カズさん、ボランティアOKだって!!」
「……え?…マジで?」
あのカズさんに会える…話せるんだ
「今から緊張してきた…何を話せば良いのかな?」
「クスクスッ…大丈夫だよ、カズさん優しいから。何かあったら、何でもカズさんが解決してくれるから」
「…うん…」
……………………………
……………
その週末、異様に早く起きちゃった私…
今日、いよいよカズさん…南戸和波さんのお家に行く予定なのだ
和波さんはバイトらしく、勇太の情報だと6時頃なら確実に家にいるはず
教えて貰った住所に向かう。
着いた先はお洒落なアパート…
表札を確認してからインターホンを押すと、不機嫌な和波さんが扉を開けてくれた…
不機嫌な和波さんも格好いいです
家に入ると、掃除してないと言う割りには、勇太の部屋より片付いていた