ただしイケメンにかぎる。
「え?何であたしの名前…」
「燈次から聞いてたから。な?」
「あ、そうなんですかー!」

兄ちゃんの友達でこんなイケメン居るの知らなかった…

イケメン蓮水、もっと知りたいっ!

「今何やってんの?」
「課題!ほら!邪魔だからあっち行ってろ!」
「えー?つまんない!兄ちゃんの部屋で遊びたかったー」

兄ちゃんの部屋にはゲーム、漫画、アニメDVDにフィギュアがいっぱい。

ゲームいっぱい持ってるくせに、兄ちゃんてゲーム弱すぎるからいつも負かして遊ぶってゆーのが私のストレス発散方法だった。

「だーめ!今蓮水来てるし。自分とこでやれよ。」

そんなやり取りをしていると蓮水さんが笑った。

「悠里ちゃん、ゲーム上手いんだって?」
「はい!そーなんです!」

イケメン蓮水、声までカッコいいな。

私好みの声だった。

「俺終わったし、悠里ちゃん一緒にやる?」
「えー?良いんですかぁ?」

イケメン蓮水、優しい!良いオトコ!

「はぁ?マジかよ。俺まだ終わんねーんだけど。」
「兄ちゃんは放っといて一緒にやりましょ!」
「っんだよー…」

頭を掻く兄ちゃんに私と蓮水さんは目を合わせて笑った。

1番得意なのをセットして悠里VS蓮水の戦いが始まる。

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